夏休みに小学生を自宅で留守番させるとき、毎日の昼ごはんをどうするかは大きな悩みです。
仕事へ行く前に毎朝お弁当を作るのは大変ですし、子どもに料理を任せるのは火や包丁が心配です。
特にシングルマザー家庭では、朝の家事や出勤準備を一人で回していることも多く、「夏休み中ずっと昼ごはんまで準備するのはきつい」と感じることもあるでしょう。
小学生の留守番用昼ごはんは、豪華にする必要はありません。大切なのは、子どもが迷わず、安全に、自分で食べられる状態にしておくことです。
小学生の留守番昼ごはんは「火を使わない」が一番簡単
親がいない時間の昼食は、ガスコンロや揚げ物などを使わなくても食べられるメニューを中心にすると安心です。
たとえば、次のような昼ごはんなら準備しやすくなります。
- おにぎり+おかず
- サンドイッチ+スープ
- 冷蔵庫に入れたお弁当
- 電子レンジで温める丼
- 冷凍チャーハン
- 冷凍パスタ
- 冷凍うどん
- パン+ヨーグルト+果物
低学年なら「冷蔵庫から出して食べるだけ」、電子レンジを安全に使える学年なら「温めるだけ」というように、子どもの経験に合わせて選びましょう。
低学年は「出すだけ」で食べられる昼ごはんが安心
小学1~2年生など、まだ電子レンジの操作に慣れていない場合は、加熱しなくても食べられる昼ごはんを準備する方法があります。
- 冷蔵したおにぎり
- サンドイッチ
- パン
- 加熱済みのおかず
- チーズ
- ヨーグルト
- 食べやすく準備した果物
ただし、夏は室温が高くなるため、朝からテーブルに置いておくのではなく、冷蔵が必要なものは冷蔵庫へ入れておき、昼になったら子ども自身が取り出す形にします。
「冷蔵庫の上から2段目の青い箱がお昼だよ」のように、毎日置く場所を固定すると子どもが迷いません。
電子レンジを使えるなら昼ごはんの選択肢が増える
電子レンジを安全に使える子なら、温かい昼ごはんを用意しやすくなります。
- 冷凍ごはん+カレー
- 冷凍ごはん+牛丼の具
- 冷凍ごはん+そぼろ
- 冷凍チャーハン
- 冷凍パスタ
- 冷凍うどん
- 電子レンジ対応の市販品
ただし、留守番の日に初めて電子レンジを使わせるのは避けた方が安心です。
親がいる日に何度か練習し、容器の扱い、加熱時間、熱くなった食器の持ち方まで確認しておきましょう。
電子レンジの加熱時間をメモしておく
小学生に「適当に温めて」と言っても、何分にすればよいか分からないことがあります。
容器や冷蔵庫に、できるだけ具体的なメモを付けておきます。
今日のお昼:カレーとごはん。ふたを少しずらして500Wで2分。まだ冷たかったら30秒ずつ追加してね。
市販の冷凍食品を使う場合は、パッケージに書かれた加熱方法を確認できるよう、箱や袋を捨てずに残しておくと安心です。
丼ものを1食分ずつ冷凍しておくと楽
夏休みが何週間も続く場合、作り置きは「おかずを何品も作る」より、1品で昼ごはんになるものを用意すると使いやすくなります。
- カレー
- ハヤシライス
- 牛丼の具
- 豚丼の具
- 鶏そぼろ
- ミートソース
1食分ずつ保存しておけば、「今日はこれを食べてね」と指定するだけで済みます。
ごはんも1食分ずつ冷凍しておくと、朝に炊飯する必要がない日を作れます。
お弁当箱に詰めて冷蔵庫へ入れておく方法もある
子ども自身に準備させるのがまだ心配なら、朝のうちに昼食を弁当箱へ詰め、冷蔵庫に入れておく方法もあります。
- おにぎり
- 卵焼き
- 唐揚げ
- ミートボール
- ブロッコリー
- 枝豆
子どもは昼になったら弁当箱を冷蔵庫から出すだけです。
毎日違うおかずにする必要はありません。本人が食べやすい定番を繰り返す方が、準備する親の負担も減らせます。
冷凍食品や市販品を使ってもいい
夏休み中、毎日昼ごはんを手作りし続ける必要はありません。
冷凍食品や市販品を使えば、朝の準備時間を大きく減らせます。
- 冷凍チャーハン
- 冷凍パスタ
- 冷凍うどん
- 市販のおにぎり
- 惣菜パン
- レトルトカレー
- チルドのハンバーグ
毎日すべて手作りするより、「月曜は作り置き、火曜は冷凍食品」というように組み合わせた方が長く続けやすくなります。
1週間の昼ごはんをパターン化する
夏休みの昼ごはんで意外と大変なのが、毎日献立を考えることです。
曜日ごとに大まかなパターンを作ってしまうと、「明日は何にしよう」と悩む時間を減らせます。
| 曜日 | 昼ごはん例 |
|---|---|
| 月曜日 | おにぎり+おかず |
| 火曜日 | カレー+ごはん |
| 水曜日 | 冷凍うどん |
| 木曜日 | 冷凍チャーハン+スープ |
| 金曜日 | パン+市販品 |
毎週同じ料理にする必要はありません。
「月曜はおにぎり系」「火曜は丼系」のように種類だけ決めておくだけでも十分です。
「今日の昼ごはん」の置き場所を固定する
仕事中に「今日のお昼どこ?」「どれ食べればいいの?」と電話が来ると、親も落ち着きません。
冷蔵庫に専用トレーを作り、そこへその日の昼ごはんをまとめる方法がおすすめです。
- 主食
- おかず
- ヨーグルト
- 果物
「このトレーにあるものがお昼」と決めておけば、小学生でも分かりやすくなります。
昼ごはんを食べたら一度連絡する
留守番中は、昼食の時間を親子の定時連絡にすると便利です。
たとえば12時30分ごろに、
- 「ごはん食べた」
- 「今から食べる」
- スタンプを一つ送る
など、短い連絡を入れてもらいます。
仕事中に電話できない家庭でも、メッセージなら休憩時間に確認できることがあります。
「食べたかどうか」を毎日帰宅後に確認するより、その日の昼に一度連絡してもらう方が安心しやすくなります。
お菓子だけで済ませないルールを作る
親がいないと、昼前にお菓子やアイスを食べてしまい、「お腹いっぱいだから昼ごはんはいらない」となることがあります。
完全に禁止する必要はありませんが、順番を決めると分かりやすくなります。
- 昼ごはんを先に食べる
- お菓子は昼食後
- 食べる量を決める
- 自由に食べてよいお菓子を一か所にまとめる
子ども自身が守りやすいルールにすることが大切です。
夏場は食中毒対策を優先する
夏は気温や湿度が高く、食品の扱いには特に注意が必要です。
農林水産省は、お弁当による食中毒予防として、肉・魚・卵などを十分に加熱すること、ごはんやおかずを冷ましてから詰めること、水分をできるだけ減らすこと、長時間持ち歩く場合は保冷剤や保冷バッグを利用することなどを案内しています。
参考:農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」
- 朝作ったものを昼までテーブルに置かない
- 冷蔵が必要なものは冷蔵庫へ入れる
- 肉・魚・卵は十分加熱する
- 作り置きは適切に冷蔵・冷凍する
- 前日の料理を使う場合は状態を確認し、必要に応じて十分再加熱する
- においや味がおかしい食品は食べない
子どもにも、「迷ったら食べずに連絡する」と教えておくと安心です。
水分も昼ごはんと一緒に準備する
夏の留守番では、昼ごはんだけでなく水分補給も重要です。
冷蔵庫に麦茶や水を十分用意し、子どもが自分で飲めるようにしておきましょう。
水筒を家の中でも使うようにすると、どれくらい飲んだか親が帰宅後に確認しやすい家庭もあります。
「昼ごはんのときに必ず飲む」など、普段あまり水分を取らない子にはタイミングを決めておくのも一つの方法です。
量は少なめから始める
親が見ていないと、食べ切れない量を残したまま放置してしまうことがあります。
夏は暑さで食欲が落ちる子もいるため、最初は本人が食べ切れる量にしておきましょう。
足りなければ、ヨーグルト、チーズ、果物、パンなど追加で食べられるものを用意しておく方が調整しやすくなります。
毎日完璧な栄養バランスを目指さなくていい
「冷凍チャーハンだけでは野菜が少ない」「パンの日は栄養が偏る」と気になることもあるでしょう。
そんなときは、冷凍ブロッコリー、スープ、ヨーグルト、果物など、準備が簡単なものを一つ追加するだけでも構いません。
昼食だけで一日の栄養をすべて整えようとせず、朝食や夕食を含めて考えると準備する側の負担を減らせます。
小学生本人に食べたいものを選んでもらう
夏休み前に、「一人のお昼なら何が食べやすい?」と子どもへ聞いてみましょう。
- カレーなら一人で温められる
- おにぎりが好き
- うどんなら食べる
- 週1回はパンがいい
本人が食べやすいものを中心にすると、せっかく準備した昼ごはんが手付かずになることも減らせます。
高学年なら、週末の買い物で「来週の昼ごはんを3つ選んで」と一緒に決めるのもおすすめです。
小学生の留守番昼ごはんチェックリスト
- □ 今日食べるものが子どもに分かる
- □ 冷蔵・冷凍するものを適切に保存した
- □ 電子レンジを使わせる場合は事前に練習した
- □ 加熱時間をメモした
- □ 火を使うかどうか決めた
- □ 飲み物を十分用意した
- □ お菓子を食べるルールを決めた
- □ 昼食後の連絡方法を決めた
- □ 食べ物に異常を感じたら食べないよう伝えた
- □ 困ったときに親へ連絡できる
「毎朝作る」より「子どもが安全に食べられる仕組み」を作る
夏休みに小学生が留守番するときの昼ごはんは、親が毎朝一から作らなくても大丈夫です。
おにぎり、冷凍食品、作り置き、パン、電子レンジで温める丼などを組み合わせれば、準備の負担を減らせます。
「今日のお昼はここ」「電子レンジは何分」「食べたら連絡」という流れを毎日同じにしておくと、小学生でも自分で動きやすくなります。
最初から子どもだけに任せず、親がいる日に電子レンジや昼食準備を練習し、できる範囲を確認してから始めましょう。
安全に食べられる仕組みを一度作ってしまえば、長い夏休みでも昼ごはんの準備を無理なく続けやすくなります。
