夏休みに中学生が一人で留守番するようになると、毎日の昼ごはんをどうするかが悩みになります。
朝は仕事へ行く準備で忙しく、毎日お弁当を作るのは大変。でも、子どもに「適当に食べて」と任せると、昼ごはんを抜いたり、お菓子だけで済ませたりしないか心配になることもあるでしょう。
中学生なら、自分で昼食を用意できる子も増えてきます。ただし、夏休みの平日が何週間も続くことを考えると、毎日料理をさせるより、「温めるだけ」「出すだけ」「組み合わせるだけ」で食べられる仕組みにしておく方が親子とも楽です。
この記事では、仕事で日中不在になる家庭でも続けやすい、中学生の留守番用昼ごはんの準備方法を紹介します。
夏休みの中学生の昼ごはんは「自分で完成できる」が基本
留守番中の昼ごはんは、親が朝に完成品を作る方法だけではありません。
中学生なら、冷蔵庫や冷凍庫から食事を出し、自分で電子レンジを使って完成させる方法も取り入れやすくなります。
たとえば、次のような形です。
- 冷凍しておいたカレーを温めてごはんにかける
- 冷凍うどんを電子レンジで加熱してつゆをかける
- おにぎりと冷蔵庫のおかずを出す
- 冷凍チャーハンを電子レンジで温める
- パン、スープ、ヨーグルトを自分で用意する
毎日手作りの昼食を準備するより、本人が安全に完成させられる形を作っておく方が、長い夏休みには向いています。
電子レンジだけで食べられる昼ごはんを増やす
親が不在の時間にガスコンロや油を使わせるのが心配なら、電子レンジ中心の昼ごはんにすると管理しやすくなります。
たとえば次のようなメニューがあります。
- カレーライス
- ハヤシライス
- 親子丼
- 牛丼
- そぼろ丼
- 冷凍チャーハン
- 冷凍ピラフ
- 冷凍パスタ
- 冷凍うどん
- 冷凍ドリア
加熱時間に迷いそうな場合は、容器に「500Wで3分」「ふたを少しずらす」など、本人が分かるようメモしておくと安心です。
市販の冷凍食品は商品によって加熱方法が違うため、パッケージの表示を確認するよう伝えておきましょう。
丼ものを冷凍しておくと昼ごはんが楽
作り置きをするなら、おかずを何品も用意するより「ごはんにかければ一食になるもの」を準備すると使いやすくなります。
- 牛丼の具
- 豚丼の具
- 鶏そぼろ
- キーマカレー
- ミートソース
- 麻婆豆腐の具
- ハヤシライス
1食分ずつ分けて冷凍しておけば、中学生本人が必要な分だけ取り出せます。
ごはんも1食分ずつ冷凍しておくと、炊飯器にごはんが残っているかを毎朝気にする必要がありません。
麺類は夏休みの昼ごはんに使いやすい
暑い日は、ごはんより麺類の方が食べやすい子もいます。
電子レンジで調理できる商品を利用すれば、火を使わずに準備できます。
- 冷凍うどん
- 冷凍パスタ
- 焼きそば
- そうめん
- 冷やしうどん
そうめんなどを朝のうちにゆでておく場合は、長時間室温に置かず、適切に冷蔵してください。
薬味やつゆ、具材も「この容器を使う」と一か所にまとめておくと、子どもが探さずに済みます。
おにぎり+おかずでも十分
毎日一品料理にする必要もありません。
朝におにぎりを作る余裕がある日は、おにぎりと簡単なおかずを冷蔵庫に入れておくだけでも昼食になります。
- おにぎり+卵焼き+冷凍おかず
- おにぎり+唐揚げ+枝豆
- おにぎり+焼き魚+チーズ
- おにぎり+ミートボール+ブロッコリー
夏場は食品を室温に長時間置かず、冷蔵庫で保管し、食べる直前に必要なものを出すようにしましょう。
パンの日を作るとさらに楽
毎日ごはんを用意するのが大変なら、週に1~2回はパン中心の日を入れてもよいでしょう。
- 食パン+チーズ+スープ
- ロールパン+ウインナー+ヨーグルト
- サンドイッチ+スープ
- 惣菜パン+牛乳+果物
買ってきたパンを活用すれば、朝の準備はほとんど必要ありません。
昼食を毎日ゼロから作るのではなく、「ごはんの日」「麺の日」「パンの日」を繰り返すだけでも献立を考える負担が減ります。
冷凍食品を昼ごはんの主役にしてもいい
冷凍食品はお弁当の補助だけではなく、中学生の留守番用昼ごはんにも使えます。
- 冷凍チャーハン
- 冷凍パスタ
- 冷凍うどん
- 冷凍お好み焼き
- 冷凍ドリア
- 冷凍餃子の電子レンジ対応商品
一食が完成している商品なら、「何を組み合わせればいい?」と子どもが迷いません。
毎日冷凍食品では気になるという家庭は、作り置きと交互に使うだけでも十分です。
コンビニやスーパーを使う日も決めておく
中学生になると、一人で近所のコンビニやスーパーへ行ける子もいます。
家庭で外出を認めているなら、週に1回程度「自分で昼ごはんを買う日」を作る方法もあります。
ただし、お金だけ渡して完全に任せると、お菓子やジュースだけを選ぶこともあります。
最初は次のようなルールを決めると分かりやすくなります。
- 予算は○円まで
- 主食を一つ選ぶ
- 飲み物は家にあるものを使う
- お菓子は昼ごはんとは別に考える
- 出かける前に親へ連絡する
自分で選ぶ経験にもなり、親にとっては昼食を準備しなくてよい日になります。
1週間の昼ごはんをパターン化する
夏休みの昼ごはんで一番疲れやすいのが、毎日「今日は何にしよう」と考えることです。
そこで、曜日ごとに大まかなパターンを作っておくと楽になります。
| 曜日 | 昼ごはん例 |
|---|---|
| 月曜日 | 冷凍カレー+ごはん |
| 火曜日 | 冷凍うどん+おかず |
| 水曜日 | おにぎり+冷蔵庫のおかず |
| 木曜日 | 冷凍パスタ+スープ |
| 金曜日 | パン・市販品・自分で買う日 |
毎週同じメニューでなくても構いません。
「月曜は丼」「火曜は麺」のように種類だけ固定すれば、買い物の時点で必要なものを考えやすくなります。
冷蔵庫に「今日の昼ごはんコーナー」を作る
せっかく準備しても、「どれを食べればいいか分からなかった」と言われることがあります。
そこで、冷蔵庫の一段やトレーを「今日の昼ごはん」にしておく方法があります。
そこに、
- メインのおかず
- サラダや副菜
- ヨーグルト
- 果物
など、その日に食べてほしいものをまとめます。
子どもはそのトレーだけ見ればよく、親も「どこに置いた?」と仕事中に聞かれにくくなります。
LINEやメモに「今日の昼ごはん」を書いておく
電子レンジの加熱方法などを毎回口頭で説明しても、子どもが忘れてしまうことがあります。
簡単なメモを残しておくと便利です。
今日のお昼:冷凍庫のカレー+冷凍ごはん。カレーはふたを少し開けて500Wで3分。足りなければ30秒ずつ追加してね。
LINEで送る、冷蔵庫へ付箋を貼る、ホワイトボードへ書くなど、家庭で見やすい方法なら何でも構いません。
中学生に料理を任せるなら少しずつ
中学生なら簡単な料理に挑戦させたいと考える家庭もあるでしょう。
目玉焼き、焼きそば、インスタント麺など、自分で作れるようになると昼ごはんの選択肢は増えます。
ただし、親がいない日に初めて作らせるのは避けた方が安心です。
まず休日に一緒に作り、火の扱い、加熱時間、片付けまで問題なくできることを確認してから、留守番中に任せるか判断しましょう。
夏場の昼ごはんは食中毒対策も重要
夏休みは気温が高いため、朝作った食事を昼まで置いておく方法には注意が必要です。
農林水産省は、お弁当などの食中毒予防として、食品の水分を減らすこと、ごはんやおかずを冷ましてから詰めること、前日の残り物などを使う場合は十分に再加熱すること、冷蔵庫や涼しいところで保存することなどを案内しています。
参考:農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」
- 作ったものを長時間室温に置かない
- 冷蔵が必要なものは冷蔵庫へ入れる
- 前日の料理を使う場合は適切に冷蔵し、必要に応じて十分再加熱する
- 温かい食品と冷たい食品の扱いに注意する
- においや味がおかしい場合は食べない
子どもにも「朝から机の上に置いてあるものを午後になって食べない」など、簡単なルールを伝えておきましょう。
飲み物も準備しておく
夏の留守番では昼ごはんだけでなく、水分補給も忘れないようにします。
冷蔵庫に麦茶や水を用意し、飲み物がなくならないよう確認してから仕事へ行くと安心です。
「昼ごはんのときにコップ1杯飲む」など、普段あまり水分を取らない子には具体的に声をかけてもよいでしょう。
お菓子だけで昼ごはんを済ませるのを防ぐには
親がいないと、ポテトチップスやアイスを食べて「お腹いっぱいだから昼はいらない」となることがあります。
完全にお菓子を禁止するより、順番を決める方法があります。
- 昼ごはんを先に食べる
- お菓子は昼食後
- 食べる量を決めておく
お菓子を置く場所を一か所にまとめて、「ここから1つまで」と決める方法も分かりやすいでしょう。
毎日完璧な栄養バランスを目指さなくてもいい
昼ごはんが冷凍チャーハンだけだと、「野菜が足りない」と気になることもあります。
そんな日は、冷凍ブロッコリー、スープ、ヨーグルト、果物など、簡単に追加できるものを一つ付けるだけでも構いません。
また、昼食だけですべての栄養を完璧にしようとせず、朝食や夕食を含めて一日全体で考える方法もあります。
仕事の日に無理をして何品も作り、親が疲れ切ってしまうより、夏休み全体を無理なく続けられる方法を優先しましょう。
中学生本人に食べたい昼ごはんを聞いておく
親だけで一か月分の昼食を考える必要はありません。
夏休み前に、子どもへ「一人の昼ごはんで何なら食べたい?」と聞いてみましょう。
- 冷凍パスタなら食べる
- カレーは週2回でもいい
- おにぎりが楽
- 金曜日はパンがいい
本人が食べたいものを中心にした方が、用意したのに食べないという無駄も減らせます。
夏休みの昼ごはん準備チェックリスト
- □ 電子レンジを安全に使える
- □ 加熱時間を子どもが確認できる
- □ 冷凍ごはんを1食分ずつ用意した
- □ 冷凍食品を数種類買い置きした
- □ 今日食べるものを分かりやすい場所に置いた
- □ 飲み物を準備した
- □ お菓子を食べるルールを決めた
- □ 火を使ってよいか決めた
- □ 食品を室温に放置しないよう伝えた
- □ 困ったときは親へ連絡するよう伝えた
「毎日作る」から「自分で食べられる仕組み」に変える
夏休みに中学生が留守番するときの昼ごはんは、親が毎朝すべて作らなければならないものではありません。
冷凍ごはん、丼の具、冷凍麺、パン、市販品などを用意し、本人が温めたり組み合わせたりできるようにすると、朝の負担を大きく減らせます。
「月曜は丼、火曜は麺、水曜はおにぎり」のようにパターン化することも、長い夏休みを乗り切るコツです。
食中毒対策や火の扱いなど安全面だけは親子で確認し、それ以外は中学生本人にも少しずつ任せてみましょう。
親が仕事へ行っている間でも、自分で安全に昼ごはんを食べられる仕組みができれば、子どもの自立にもつながり、夏休みの毎日の負担も軽くなります。
