在宅ワーク、コールセンターの収入は多い、は本当?

コールセンターの仕事は企業からの依頼になり、その企業から指定された時間、働かなくてはなりません。ほかの在宅ワークのように空き時間に、自分の好きな時間に、とはいかないのがコールセンターの仕事です。

でもそのかわり、収入はかなり多い仕事で、コールセンターの仕事を本業にできるくらいの収入がある人もいます。

コールセンターの仕事は結構ハードと言われています。それは、デスクワークのようなある程度フォーマットが決まった仕事ではなく、その場その場に応じた対応が必要とされるからです。収入が多いというのは裏を返せば、コールセンターはそれだけ大変な仕事、と言うこともできるでしょう。

収入が多いことから、在宅ワークに、と考えている母子家庭の方がいるかもしれません。そこで、実際に在宅ワーでコールセンターの仕事を仕事をしている、していた人に、色々と話を聞いてみました。

どんな内容の仕事か、収入や、やめた人はどうしてやめてしまったのか、その理由などを聞いていますので、参考になればと思います。

目次

在宅ワークでコールセンターの仕事をしている人のプロフィール

今回話を聞いた在宅ワークでコールセンターの仕事をしている人のプロフィールです。

男女の割合

経験的にも女性が多いのでは?と予想していましたが、やはり女性の方がかなり多い、という結果になりました。

年代

20代から50代まで、幅広い年代の人がコールセンターの仕事をしています。

次に収入です。

在宅ワークでコールセンターの仕事をしている人の収入

コールセンターの仕事をしている人の月収

50,000円以上の収入のある人が全体の70%以上もいました。また、収入200,000円以上と、会社員の給料並みの収入がある人が3人もいます。

コールセンターの仕事は在宅ワークの中でも収入がいいと言われていますが、その通りの結果ではないでしょうか。

次に、コールセンターの仕事を続けている人とやめてしまった人、それぞれの収入です。

コールセンターの仕事を続けている人とやめてしまった人の数

まず、どれくらいの人が続けていて、どれくらいの人がやめてしまった人か、です。

結構な数の人がやめていました。収入と関係しているかもしれないので、続けている人の収入、やめてしまった人の収入、それぞれ見てみると

続けている人の収入

やめてしまった人の収入

意外にも、続けている人の方が特に収入が多いということはなく、200,000円以上の収入がある人でもやめているという結果でした。

これは、やめた理由が収入とは別にありそうです。

コールセンターの仕事をやめた理由

コールセンターの仕事をやめた理由には色々とありましたが、大きく分けるとこのようになりました。

一番多かったのが、「ストレスがたまる・いやになった」でした。

コールセンターという仕事は、直接話をする相手がいて、しかも面識がなく、どんな人かもわからない、色んなことを言われる等、精神的なタフさのようなものが求められることが多いという特徴があります。

そういったことが原因でストレスがたまった、いやになった、ということでしょう。

また、続けたかったけど期間が決まっていたのでやめた、忙しくなってやめた、という人もいます。これは、特にコールセンターの仕事がいやになったのではない、と言えるでしょう。

詳しくは、後述の「コールセンターの仕事をやめた人の生の声」に実際の理由を見ることができますので、参照下さい。

やめるのに理由があるのなら続けるのにも理由があると思い、聞いてみました。

コールセンターの仕事を続けている理由

コールセンターの仕事を続けている理由は、このようになりました。

それぞれの理由を言い換えると、

自分のペースでできる=在宅ワークのいいところ
安定的に仕事がある=本業になる

というところでしょうか。

収入も理由のひとつにあると思いますが、実際には収入以外がメインの理由でした。

在宅ワークのコールセンターの仕事は収入は多いけど….

今回の結果から、コールセンターの仕事は在宅ワークの中でも収入が多く、副業だけでなく、本業にもできる可能性があることがわかりました。

その一方で、見知らぬ人への対応になることから、ストレスを感じやすいという面もあり、できる人とできない人に分かれそうです。

これは仕事、仕事が終われば関係ないです、というような割り切りができるポジティブな人なら、コールセンターの仕事は収入も多く、とても魅力的でしょう。

母子家庭でなかなか外に出て働けない、もっと収入を増やしたい、そういった方に、ある程度まとまった時間がとれるという条件は付きますが、コールセンターの仕事を考えてみてもいいのではないでしょうか。

在宅ワークでコールセンターの仕事をしている人の生の声

在宅ワークでコールセンターの仕事をしている人の生の声を、続けている人、やめた人に分けて紹介します。

続けている人

性別
年代
仕事歴収入続けている理由
女性
40代
1年コロナワクチンの予約のプロジェクトをずっと請け負っています。1日忙しいときで10数件ほど、少ないときで2~3件の受電です。時給951円です。7.5時間勤務で週4勤務なので、月収は11万くらいです。在宅は通勤がなく楽なので自分に合っていると思ってるからです。自分のペースでできてストレスが激減しました。誰かに頼ることができないので孤独な闘いですが、人の中にずっといる緊張感よりはずっとマシですね。
男性
20代
3年30件 おおよそ月に3万程度評価をいただいて定期的に案件をいただいているため継続しています

やめた人

性別
年代
仕事歴収入やめた理由
女性
20代
1年在宅コールセンターを経験したのは2ヶ月間ほどで、1日20件ほど行っていたので、合計1000件弱はやった。報酬額は、月20万ほどであった。最初から最後まで在宅であったため、電話で顧客から厳しいことを言われたりしたときにそれを気軽に共有できる相手もおらず、ストレスが溜まったため。
また、自分の勤務時間外でも着信がきたらつい出てしまったり、オンオフがはっきりつけられなくなったことにもストレスを感じていたため。
男性20代1年旅行会社のカスタマーサポートを主に行いました。コールセンターへの就職だったので、きちんとした給与でした。コロナ禍で旅行の重要が減り、かつコールセンターも人員削減の対象になりました。
私は残りましたが、仕事の皺寄せの量がハンパなく、毎日残業をしなければならなかったため、すぐに体調を崩してしまい退職をしました。
男性
20代
1年在宅コールセンターでこれまでに請け負った件数に関しては240件 仕事の内容 お店のネット環境のヒアリング 1件500円やめた理由に関しては、メインの仕事が忙しくなり在宅コールセンターの時間での稼働時間確か最低40hの月稼働時間が必須ではありましたが、その基準が入れなくなってしまい、断念した形になります。
そこの時間に縛りがなければつづけてます。
女性
30代
1年請け負った件数は不明です。
報酬額は月給210,000円でした。
電話料金がばかにならず、収入と合わないと判断しました。
女性
30代
1年サイトの使い方についての問い合わせ対応やクレーム対応などを行い、問い合わせ対応は1日15件から20件くらいで、クレーム対応は1日2件くらいでした。報酬は時給1200円でした。もともと契約社員のような、期間が決まった契約だったので、契約が切れるタイミングで自動的にやめる流れとなりました。
個人的には嫌いな仕事ではなかったので、契約が続けられるのであれば引き続き働いていたと思います。
女性
40代
3年請け負った件数は3件。
クレジットカード会社の営業契約 週3〜4日 月収8万程度
インターネット回線の営業契約 週3〜4日 月収8万程度
自然食品や育毛剤等の営業契約 週3日 月収6万程度
契約件数や架電件数のノルマがあったりして、精神的にきつくてやめました。
女性
40代
2年インターネットの接続設定。1日20件程。2年。月収8万円。クレーム処理1日20件程。1年。月収10万円。現場に嘘をつかせる。
女性
40代
3ケ月4件(通信販売の受注をしていたのですが、4つの企業様からの電話を受けていました)、通信販売の受注、1万円程度通信販売の受注を受け付けていたのですが、深夜帯のシフトに入っていました。その時間帯は、ご高齢の方々からの連絡が入るのですが、明らかに認知症と思われる方からの電話もありました。
そのような方の受注はお断りしたかったのですが、本部の方針で受け付けなければならず、心が痛んだので辞めました。
女性
40代
10ケ月デリバリーのメール専門の在宅サポートで、月20万程です。1時間に4~6件程なので1日30件前後でした。チームの解散、短期雇用の為、去年の12月で終了しました。延長希望で可能性もあるという話でしたが、結局なくその期間で満了しました。コロナが落ち着いてきて、デリバリーが減ったのも理由の一つみたいで残念に思っています。
女性
50代
1年請け負った件数というより、名簿を渡されてその番号へ電話する仕事でした。健康食品の宣伝をする電話で、その問い合わせの電話にも対応していました。販売までたどり着けば報酬が上がったようですが、アポを取る、電話するだけでは時給800円で何件かけようと報酬は変わりませんでした。迷惑がられることが多かったのと、返品したいなどクレームの対応がかなりストレスになったので。
女性
50代
3年秘書代行システムの電話応対 1時間400円くらいです。商品の販売コールセンターです。1件5円くらいです。頑張ってやっていたのですが、親の介護などがあったりしていろいろと時間が取れなくなってしまい、やめてしまいました。
家でできる仕事でしたが、母の介護に時間を取られることが多くなってしまい、結局やめることになってしまいました
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