再婚のタイミング、母子家庭では何を優先すべき?

一般的な結婚の場合は、いつくらいに結婚するか、そのタイミングは当人同士のことを考えて決めることになりますよね。

しかし再婚、中でも母子家庭では、自分のことだけを考えて再婚してしまうと、無意識のうちに子供を傷つけてしまう可能性があります。

そのため母子家庭の場合には、母親のことだけではなく、子供のことを考えて再婚のタイミングを決めなくてはなりません。

さらに、再婚を考える母子家庭に適したタイミングいつも同じではありません。子供の年齢や状況によっても変わってきます。

ここでは、母子家庭で再婚をする場合、どういうタイミングでするのが一番いいのか、子供を中心として考えてみたいと思います。

目次

再婚のタイミング、子供に物心が付く前がいい?

子供がまだ幼稚園や保育園に入園する前くらいの年齢であれば、物心がつく前に再婚してしまうのがよいタイミングです。

それは、子供が物心がつく前から一緒に過ごしてきた相手であれば、違和感なく家族になれる可能性が高いからです。また引っ越しで生活環境が変わった場合でも、戸惑うことなく新生活を始めやすいというメリットもあります。

物心が付き、子供に父親の記憶があると、無意識のうちに再婚の相手を実の親と比較してしまうことは少なくありません。そうなると、子供にとっても様々なストレスがかかる恐れがあります。

しかし、物心が付く前の幼い子供なら、実の親の記憶がない場合が多いので、再婚相手側も、比較される心配をせずに新しい家族を作りやすくなります。

再婚のタイミング、子供の精神的負担を取り除くには?

今まで母親とだけで生活してきた母子家庭の子供にとって、新しい家族が増えるのは精神的に大きな負担となります。例えば、母親が再婚相手に取られてしまうと思って再婚相手に対してなかなか心を開かない、という話はよく耳にするでしょう。

そこで、母子家庭で再婚のタイミングを考えるのであれば、子供が相手に懐いてからにするのがよい方法です。

ただし、子供が懐くまでには時間がかかる場合も多いので、少しずつ会う回数や時間を増やすなどの方法で、再婚相手と交流できる時間を作っていくようにしましょう。

また忘れてはいけないのは、母親と結婚するのではなく、子供も含めて一緒に家族となると認識できる環境を整えていくという点です。

再婚相手に母親を取られると思っている状況だと、子どもの警戒心は強いままです。警戒心を少しでもなくすためにも、一緒に家族になろうという気持ちを見せていくことがとても大切になってきます。

再婚のタイミング、年度の途中は避けた方がいい理由とは?

子供のことを優先して再婚のタイミングを考える場合、進学や進級に合わせるという方法もあります。

再婚するのが年度の途中の場合、もし住む場所が変わって学区が変わるのであれば、転校の手続きが必要になります。そうなると、学年の途中で友達と別れてしまうことに子供がストレスを感じ、再婚相手との新生活になかなかなじめない、というケースは多く見られます。

また引っ越しだけではなく、名字が変わることで友達に親の再婚が知られるのが恥ずかしい、と感じる子供もいます。中には、名字が途中で変わったことでいじめにあうリスクもあるので、なるべく年度の途中での再婚は避けるのが賢明です。

再婚のタイミング、子供がある程度の年齢になっていたら?

母子家庭で再婚を考えている場合、子供がある程度の年齢に達しているのであれば、独立したタイミングを選ぶという選択肢もあります。

独立してからの再婚なら、子供は再婚相手と一緒に暮らす必要はなくなりますよね。そうなると、一緒に暮らすことによるストレスの心配がなくなります。

また、母親を任せられる相手ができたことで、子供にとっては安心して独立しやすいというメリットも生まれます。

再婚のタイミング、相手の不安を解消するには?

母子家庭の方が再婚するタイミングは、子供のことを最優先して決めることになりますが、忘れてはいけないのは、再婚の相手ともしっかり向き合うことです。

早く再婚したいと思っても、相手にとっては新しい子供との生活も始まることで何らかのストレスや不安を感じていることが多いからです。

もちろん子供とも生活することはわかったうえで再婚するのですから、相応の気構えはできているとは思いますが、実際に暮らすことになったら、うれしさや喜びより不安が勝ってしまうのが一般的でしょう。

不安を抱えたままの再婚だと、上手くいかないという可能性も十分にあります。

そこで、結婚を急かすのではなく、相手が結婚したいと思うまで歩み寄る努力をしてみることが大切になってきます。

子供との生活を不安に感じているようなら、子供と一緒に過ごす時間を作り、結婚を前向きに検討できる環境を整えるのもよい方法でしょう。

また、これは母子家庭に限ったことではありませんが、結婚というのは、好きで一緒にいたい、という気持ちだけでは上手くいかない場合も多いですよね。

生活に関するお金の問題や暮らし方など、将来について話し合ってから結婚することが大切です。

再婚後にお互いの将来に対する考え方の違いで後悔する結果になることを防ぐために、相手としっかりと話し合うことを心がけましょう。

お互いの結婚観にズレがないか確認できたタイミングが、再婚に適しているといえるのではないでしょうか。

ある程度の年齢の子供がいるのであれば、子供も交えて将来についてどのように考えているのか話し合う、というのも良い方法です。子供も一緒に話し合うことで、1つの家族を築きやすくなります。

再婚のタイミングは慎重に見極めを

母子家庭における再婚に適したタイミングは、子供の年齢や個々の状況によって異なります。

焦って再婚すると、それぞれがストレスを抱えて何らかのトラブルに発展する可能性もあります。

今まで別々に暮らしてきた人が新たな家庭を築くのですから、簡単にできることではありません。スムーズに新しい家族を作れるようにするためにも、再婚に適したタイミングを慎重に見極めましょう。

そして迷ったら、一人で悩まずに子供や相手と話し合い、みんなが納得した上で再婚すれば、幸せな再婚になるのではないでしょうか。

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