母子家庭で子供がまだ小さい方は、できるだけ子供と一緒にいたいのでパートで働こう、と考える人も多いと思います。
パートは正社員より給料は低くなりますが、働く時間をある程度自分で決められる、仕事が見つけやすい、職種によっては休みが取りやすい、といったメリットがありますよね。
パートにも様々な種類があり、それぞれにメリット、デメリットがありますが、中でも母子家庭の方が子育てしながら働きやすい仕事は何でしょうか?
ここでは、数あるパートの中からおすすめの子育てしながら働きやすい仕事を紹介します。
子育てしながら働きやすい仕事、おすすめのパートの条件は?

パートで子育てしながら働きやすい仕事を探すとき、優先すべき条件をみていきましょう。
子供の体調や学校の行事に合わせて休みがとれる
就学前の子供は体調を崩すことが多いですよね。特に3歳前までは体温調節が難しく、季節の変わり目など元気そうなのに熱を出してしまう子もいます。そして熱があると保育園では預かってもらえないため、仕事を休まざるを得ない状況になります。
また、子供の授業参観や運動会など、学校の行事があるときは仕事を休みまないといけないでしょう。
こういった子供都合の休みを取ることができるかが、子育てしながら働きやすい仕事、パート選びの重要な条件になってきます。
家から近い
子育てしながら働きやすい仕事、パートを探す場合、できるだけ家から近い職場を探すようにします。通勤時間が長いとそれだけで家を出る時間が早くなり、帰宅が遅くなってしまうからです。
また子供が小さいうちは、保育園から呼び出しがあったり、学校へ行ったりする機会も多いでしょう。もし子供に何かあった時、すぐに駆けつけられる距離にいるのは子供への安心感にも繋がります。
そのため、給与面の条件が多少悪くても家から近い職場を選びましょう。
時間の融通がきく
パートの求人は、多くは週〇~〇日で1日〇~〇時間勤務、のようにある程度幅があり、その中から自分が働きたい時間を希望することができます。
それに対して派遣の場合は、週20時間以上の勤務、という縛りがあります。正社員になると、週5日8時間、残業あり、という働き方になり、基本的に自分の都合で働く時間を決めることはできません。
パートは時間の融通がきき、子育てしながら働きやすい仕事なので、自分の希望に合わせて働くことが可能です。
子育てしながら働きやすい仕事、パートの心構えとは?

パートは子育てしながら働きやすい仕事のうえ、正社員よりも責任が少なく、気軽に働けるイメージがあります。ですが気持ちよく働くためには、人間関係が円滑になるような心がけも必要です。
気持ちのいい挨拶
人間関係の基本でもありますが、気持ちのいい挨拶を心がけましょう。人見知りで話すのが苦手という人も、挨拶だけは欠かさないようにしましょう。
無愛想な人よりも愛想のいい人の方が、何かあった時に助けてもらえることもあります。
無理にお世辞を言ったり媚びたりする必要はありませんが、挨拶だけはきちんとした方が好印象を持たれ、人間関係が円滑になりやすいですよ。
シフトを変われる時は変わる
パートが多い職場の場合、急な都合で休む人もいるでしょう。
前日に急に変わってほしいなどと言われたら、無理のない範囲で変わってあげましょう。お互い様の気持ちでいると、自分が休む時も誰かが助け舟を出してくれますよ。
お互いを気遣い、譲り合うことで、子育てしながら働きやすい仕事になることは少なくありません。
しんどい時は無理をしない
責任感の強い人は、しんどい時も無理をして仕事に行く人もいます。
責任感が強いのはとてもいいことですが、無理を重ねると体調を崩し退職することになったり、家事がままならなくなったりと、どこかにしわ寄せがきてしまいます。
しんどい時は無理せず体を休めましょう。
パートの変わりはいますが、自分の体の変わりはありません。特に子育て中は仕事以外にも無理をしがちです。体を壊さないような働き方を心がけましょう。
子育てしながら働きやすい仕事、おすすめのパート6選

数あるパートの中から、母子家庭で子育てしながら働きやすい仕事としておすすめできるのは、次の6つです。
ヤクルト
ヤクルトレディと呼ばれ、個人宅や事業所に訪問し、ヤクルトの製品を販売する仕事です。
ヤクルトで働く一番のメリットは、保育園が完備されている点です。特に保育園に入りにくい0~2歳の子供がいる方は、預け先があるのは嬉しいですよね。
対面での販売なので、人と話すのが好きな方に向いている、子育てしながら働きやすい仕事です。
飲食業
パートの求人が最も多く、入りやすい職種です。働く時間も11時〜14時とランチタイムの忙しい時間がメインです。短時間勤務が可能な場合が多いため、子育てしながら働きやすい仕事と言えます。
忙しい時間帯のため、テキパキと働ける人に向いている仕事です。
ただ個人の店の場合、代わりがいないので休みが取りにくい場合があります。
スーパーレジ打ち
スーパーのレジ打ちも、募集も多く入りやすい職種です。
スーパーで働くのは主婦が多いため、子供都合の休みも理解ある人が多く、子育てしながら働きやすい仕事といえます。ただ、学校の校区が同じ方が多いと学校行事がかぶってしまい、かえって休みが取りにくい、という話を聞いたことがあります。
仕事をするのであれば、隣町くらいの距離のスーパーがいいでしょう。
事務
PCのスキルがあれば、事務も子育てしながら働きやすい仕事としておすすめです。納期のない仕事であれば、休みの融通をきかせてくれる職場もあるでしょう。
経験ありの方を求める職場が多いため、パートでの募集自体が少ないかもしれません。
事前に在宅でもできるのか聞いておくと安心ですね。
コールセンター
コールセンターも、大勢の人がいるので急な休みにも対応しやすい職種です。
受注のみ場合や営業のコールセンターなど、コールセンターの中でも事務のスキルが求められる場合もあります。在宅で可というところも多いので、子育てしながら働きやすい仕事のひとつと言えるでしょう。
ただ派遣での募集が多いため、パートで働きたい場合は求人をこまめにチェックが必要です。
軽作業
宅配便や工場などの荷物を整理する軽作業も、子育てしながら働きやすい仕事といえます。理由はパートの募集が多く、チームで動くので休みの融通がききやすいからです。
仕事としては黙々と作業するので、人と接するのが苦手な方や、体を動かすのが好きな方に向いています。
子育てしながら働きやすい仕事、パートから始めて正社員へ

母子家庭の方が子育てしながら働きやすい仕事として、おすすめのパートを紹介してきました。
子供が小さいうちは預け先がないと働けないため、正社員や派遣で仕事をするのを諦める人も多いと思います。でもパートなら、短い時間でもいいので働くことができ、休みの都合もつきやすいので、仕事も見つけやすいでしょう。
ただ収入は多くは望めないので、子供が小さいうちは子育てしながら働きやすい仕事をして、手が離れる小学生になったら正社員へのステップアップを考えるのが賢明です。
また、休みが取りやすいのがパートのメリットですが、子供が熱が出たなど、急な用事であっても休めないことも現実にはありえます。そのような状況になったときのために、万が一の時の預け先を考えておく必要はあります。
母子家庭の方がパートで子育てしながら働きやすい仕事は、探せばあります。あなたに合う職場が見つかるといいですね。